こんにちは。 辰尾です。
先週、法事がありまして北海道の帯広に里帰りして来ました。
東京は雨降りと寒い日が続いていましたが、帯広では最低気温がマイナスまで下がるような一段と寒い日を経験して来ました。
でも地方は車社会ですので、車から建物までの短時間を我慢するだけで良く、何とか風をひかずに戻ってくる事が出来ました。
北海道の風景と言えば防風林が代表のひとつですが、広い大地なので台風などの風災害から家や農地を守っています。
とかち帯広はカラマツの防風林が多く、秋には針葉が黄金色に紅葉し、まさに収穫の秋を思わせる景色になります。
今回は春でしたので白樺が目立っていました。帯広郊外を車で走っている時に、とってもおしゃれな防風林を見つけましたので撮って来ました。
(何ヶ所も見つけましたが、その中から2枚)白樺はシラカンバと言います。
北海道においては、シラカンバ、ダケカンバは白っぽい樹としてポピュラーな樹ですが混在すると見分けがつきにくい樹です。
どちらもカバノキ科カバノキ属の落葉高木ですが、皆さんが良く目にするのは、ほぼシラカンバだと思って良いと思います。
ダケカンバは森林限界を構成する樹種として、高い山で厳しい風雪に耐えている姿を良く見ますが、低地ではダケカンバは見かけません。
しかし中程度の山地にはシラカンバとダケカンバが混在することもありますので、全てシラカンバだと思いがちですが、実は違いがあります。
見分けるのは、シラカンバは樹皮が白く、遠くから見て枝が黒っぽく見える樹、ダケカンバは樹皮がうす茶色~白っぽい黄褐色、遠くから見て枝が白っぽく見える樹です。
山歩きの好きな方は、混在する風景に出会えるチャンスがありますが、違いがわかるでしょうか?
しかし、写真のようにシラカンバだけのおしゃれな並木を見るだけで充分ですよね!